映画

 仕事帰りに映画を1本観る、というのを久しぶりにやった。最近これをやるとほぼ確実に寝てしまうので(普通に疲れのせいだと思う)、そこはちょっと不安要素だった。


 結局、個人的に共感要素は少なかったけれどキャストの演技が素晴らしく、途中で寝ることはなかった。が、疲れの皺寄せが別な方向に行ったらしく、首筋と肩がえらく凝ってしまった。


 映画。

 いわゆる配信サービスで観るとあまり集中できないので、観たいものはできるだけ映画館で観るようにしている。やっぱり映像も音も良いし、周りの観客のリアクションなんかも1つの映画体験なので、これはなかなか貴重な体験だと思っている。


 しかし単純に2時間じっくりと座って映像に向き合う体力が足りていないのを最近感じる。読書なら結構いけるんだけど。

 シンプルに身体が疲れるだけならまだしも、自分の場合疲れが精神面に与える影響がかなり大きい。何が言いたいかというと、疲れてくるとともに段々と観ている映画にケチをつけたくなってくるのである。

 これはよくない。身体的なシチュエーションが作品の正当な評価に響いてしまっている。


 先日人と話していて、「映画って好きですか?」と言われて「んー観るのは観るんですけど最近観え方が云々かんぬん」とよくわからない答え方をしてしまった。で、「えーと、好きか嫌いかで言ったらどっちですか?」と聞き直された。「御託はいいから質問に答えろや」の婉曲表現だったと思う。


 嫌いということはないので好きと答えたけれども、どうも自信がない。


 これからはできるだけ体力に自信がある状態で映画を観に行こうと思う。