真夏のピーク

 今年の「真夏のピーク」っていつだったんだろう。

 ここ数年は毎年、「今年の夏が今まででいちばんエグい」と思っているような気がする。今年(2023年)もまた例外ではなかった。特に今年は外出する用事が多かったためか、ひときわ暑さが身にこたえた。

 

 となると、もはやピークがどうとかではない。強いていうなら7月末から8月半ばにかけて、一貫して暑さのレッドゾーンを走り続けていたような気がする(実際に気温を確かめてみたら、この期間の東京は最高気温が30度を大きく超える日が連続していた)。

 なのにこの時期にフェスやらなんやらに行ったせいで、大げさにではなく自分の体重と同じぐらいの汗をかいたような気がしている。

 

 しかしそのわりには気がついたら随分と朝晩は涼しくなった感がある。もちろん日中はまだまだ暑く、できればスーツなんかは避けたい気温である。とはいえ、天気予報士に知らされる間もなく、とっくに真夏は過ぎていたわけだ。

 日もずいぶんと短くなった。少し前までは定時で会社をあがるとまだまだ明るかったが、今では相当に暗い。個人的には、気温以上にこういった部分で夏の終わりを実感する。

 

 夕方5時半のチャイムももうまもなく4時半のチャイムに変わるはずだ。

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 そういえば「冷夏」という現象がある。私がほんとに小さな子どもだったころに1度か2度あった気がするが、昨今はもはや都市伝説だろう。そして冷夏でなくとも時の経つのははやい。

 

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 ところで私の住んでいる区では、子どもたちに帰りを促すチャイムが30分刻みに鳴る。故に「夕方5時半のチャイム」である。もし富士吉田市のチャイムが30分刻みだったら、あの名曲『若者のすべて』は生まれていなかった可能性がある。

 ちなみに隣の区は区切りよく、夏季は夕方5時、冬季は夕方4時となっている。日没時刻にも解釈違いというものが存在するようである。