秋めく

すっかり秋めいてきまして…などというものの、ここ数年夏から冬への切り替えが急激だなあと思う。

夏が終わったあと、秋らしい、「良い感じに晴れて涼しすぎない気候」が全然ない。全然ないまま、「普通に寒い」ゾーンに行っちゃうんだもん。

それはそうと今は秋、秋と言えば紅葉。紅葉についてはすごく印象に残っている映像がある。

 

 

Glenn Gouldというピアニストがいるのだが、確か彼のドキュメンタリー映像に挿入されたものだったと思う。

彼の出身・活動の地であったカナダの雄大な紅葉のなかを(たぶん)彼自身が運転するセダンが駆け抜けていく、という、

それだけといえばそれだけのシーンなんだけど。

 

3 Intermezzi, op.117:No.2 in B-flat Minor.

BGMとして使われていたこの曲が、あまりにもしっくり来ていたのだった。是非聴きながら紅葉ドライブを想像してみてください。

19世紀ドイツの作曲家であるBrahmsの曲に20世紀のカナダの景色が組み合わさった映像を21世紀日本のあんちゃんである僕が観てヌオオと感銘を受ける。

音楽とか視覚情報の持つ美しさの持つ(こう言ってよければ)普遍性というのはすごい。

 

今年はどこかで紅葉が見られたら良いな。青梅の御岳とかどうかしら。